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愛知県の自動車盗難の認知件数は昨年（１～１２月）大幅に減少し、６年ぶりに全国ワーストワンの汚名を返上しましたが、数字的には千葉県で大幅に増加したことが要因で、愛知はワースト２位。また、部品狙いと車上狙いも大幅に減少しましたが、前年同様、大阪に次いでワースト２位となり、依然として愛知は自動車関連盗難が多発しています。

自動車盗難は、ピークの平成１５年以降１０年間で１／３以下にまで減少しましたが、それでも愛知は１日に自動車盗難が７件以上、部品狙い・車上狙いを含む自動車関連盗難が４５件以上も発生している計算となり、一層の防犯対策強化が求められています。

愛知県警生活安全部のまとめによると、平成２５年の県内の自動車盗難認知件数は２７１２件で、全国ワースト１位の千葉県より５８３件少ないワースト２位。平成２０年から５年連続ワースト１位からようやく脱しましたが、３位以下も大きく引き離して依然高水準が続いています。

県内のワースト上位は①豊田（１９０件）②愛知（１７４件）③岡崎（１５３件）・安城（１５３件）⑤春日井（１３６件）⑥守山（１２５件）で、地理的には名古屋市郊外や高速道路ＩＣに近いところでの発生が目立っています。次に、部品狙いの認知件数は５２７２件で、２４年に比べて２６１８件（３３・２％）の大幅減少となりましたが、やはり前年同様、大阪に次いでワースト２位。とくにナンバープレートの盗難は二次犯罪にもつながる可能性が大きいことから、県警では警戒を強めています。

自動車関連盗難は年々減少傾向にはありますが、プロの窃盗グループが横行していることは間違いないと言われています。盗難防止の対策は①盗難防止機器の取付け②車内に貴重品を置かない③車から離れる時は必ずロック――など、日頃の対策が盗難防止につながります。　

整備工場では「盗難防止装置」「ナンバープレート盗難防止ネジ」「カーナビゲーションの盗難防止ネジ」など盗難防止用品の販売・取付けや、盗難防止のアドバイスなども行っています。

（提供：整備新聞）